Currents of Memory | 2024 |
Video Installation | video+slide photos+Book+Sound(chorus) |
制作:2024
制作地: 日本、津軽海峡(大間町・木古内町・函館市)
展示記録撮影:高野ユリカ
展示記録
「SPINNING SCAPE」国際芸術センター青森, 2024
ⅰ. 映像(観客の背面にピントを合わせて投影)6分17秒|ii. 歌詞、楽曲|ⅲ. スライド写真|ⅳ. ⅰの映像で使用した本
津軽海峡を隔てて位置する北海道と青森。八幡亜樹は自身が育った北海道・木古内町と同じく海峡に面する青森県・大間町に赴き、その地に住む人々への取材をもとに作品を制作しました。
海に浮かんでみると背で津軽海峡を感じることができたと八幡はいいます。その様子は映像で会場に投影されています。壁に映った映像はぼやけていますが、中央にある椅子に座ってみると、別の人があなたの背に映った文字を読むことができるようになっています。自分の目では見えないもの、他者にしか見ることができないもの、得体のしれないもの、憧れの対象になるもの、この作品の中で背は多様な意味を持つのです。
人々から集めた言葉で制作した歌には、海と共にある生活や海の向こうにある場所、亡くなった人々について思いを馳せるものになっています。また、制作の始まりとなった八幡の母の話には北海道で暮らしていた頃の記憶が綴られています。祖父の作った窓から見た津軽海峡、沈没した船に積まれていたりんごが漂着した浜辺…しかし、調べてみると母の記憶は所々事実と異なり、母の中で辻褄が合わせられていたことに気づきます。海や向こう岸を人はそれぞれ眼差し、蓄積された記憶は海流のように流れ、人々の中を彷徨います。
テキスト:原田桃望(ACAC)

















