Solo Exhibition

香りが立つまで~女子会2022~

会期|2024年2月20日~3月半ばまで不定期開催。随時スケジュール告知。

下記日程は確定

2月24日(土)12〜18時 (八幡不在)
2月26日(月)12〜18時
2月27日(火)12〜19時

会場|ふれあい共生館北館 HAPSスタジオA (北区元楽只小学校)

https://maps.app.goo.gl/HKqGSNT47qw938Dz9

『香りが立つまで~女子会2022~』
この作品は主に二つのパーツからなります。

『女子会2022』は、2022年1月の段階で、コロナ後遺症の味覚嗅覚障害に一年以上罹患していた女子二名の女子会の様子です.二人の会話では、味覚嗅覚障害の知覚的・医学的な側面や、生活・社会的な側面、心理的な側面が横断的に話されました.当時はやっと、味覚嗅覚障害への社会的な理解が広がってきたばかりの頃で、まだ一部では、偏見のようなものもありました.それゆえに、味覚嗅覚障害者同士が出会う機会自体も少なく、他の人には分かり得ない日々のことを嬉しそうに分かち合う2人の会話は、どの話題も貴重なトピックに思え、約5時間に亘った女子会を20分に編集するのに、こうして2年もかかってしまいました.

全体を包括する『香りが立つまで』は味覚嗅覚障害(味覚嗅覚神経)に対して手食という「触覚」の神経回路が、障害回復の一助になるのではないかという神経学的な仮説に対するプロジェクトです.
実際、手食文化圏のインドでは、コロナ後の味覚嗅覚障害の罹患率や長期化率が低いことが科学的に数字的に示され(検査の普及率の低さも考慮すべきですが)、その理由の一つとして、「手食仮説」を想定しました.
医科学的な解明にはなかなか至らない仮説ですが、展示では仮説を補強する文献や論文も掲示しながら検討していきます.

作品を通して、味覚-嗅覚-触覚の新しい神経回路が接続され、いつか必要な時に、身体の新しい神経回路が活性化する想像力になれることを願っています.

身体の辺境に、新たに繋がる(繋がってきた)シナプス達を祝福して.

〈女子会2022〉
●登場
マコト
秋本可愛

◾️撮影場所・料理協力
九条Tokyo

◾️撮影スタッフ
長谷部健
八幡廉太郎

◾️撮影機材協力
金川晋吾
百瀬文

〈香りが立つまで〉
●出演
マコト

◾️料理開発協力
マコト
食堂ヤポネシア

◾️撮影場所協力
両足院

◾️撮影サポート
西郡秀朗

◾️関連イベント協力
NOHGA Hotel清水京都
大森準平
食堂ヤポネシア

関連写真〈ザー〉
●インタビュー
坂本修武

●協力
小倉笑
ニカイクン


◾️展示機材協力
時里充(トキサトプレーヤー)
小林椋
Twelve Inc.